2026年10月20日火曜日

もしも夕焼けが、一日に3回見られる街があったら

 こんにちは。もしもシリーズ、今日もゆるっと妄想を広げていきます。

今日のお題は「もしも夕焼けが、一日に3回見られる街があったら」です。


まず、その街の一日を想像してみる

朝、目が覚めて窓を開けると、空がうっすらオレンジ色。

「あ、今日の1回目が始まってるな」

そんなふうに一日がスタートする街。

1回目の夕焼けは、朝の7時ごろ。
2回目は、お昼をちょっと過ぎたころ。
3回目は、夜になる少し前。

この街の人たちは「夕焼けの時間やから、ちょっと外出よか」と、まるで電車の時刻を確認するみたいに空を見上げています。

1回目の夕焼けは「いってらっしゃい」の色

朝の夕焼けは、少し眠たげなやさしい色をしていそうです。

通勤や通学の道すがら、空がじんわり染まっていく。
「今日もがんばろか」と思える、背中をそっと押してくれる色。

月曜日の朝でも、空が赤く染まっていたら、ちょっとだけ許せてしまう気がします。
憂うつな気持ちって、きれいな景色の前だと、意外とおとなしくなるんですよね。

2回目の夕焼けは「ひと休み」の合図

お昼すぎの夕焼けは、きっとこの街のブレイクタイム。

仕事の手を止めて、コーヒー片手にベランダへ。
学校の窓際では、先生も生徒もそろって空を見上げる。
お店の前では、店員さんが「ちょっと見てきてええですか」と外に出ていく。

そんなゆるい空気が、街全体に流れているはずです。

「忙しいから無理」と思っていた人も、2回目の夕焼けだけは見逃さない。
気づけば、ちゃんと休む習慣が自然と身についている街です。

3回目の夕焼けは「おつかれさま」の色

そして一日の終わり、3回目の夕焼け。

これが一番、胸に染みるやつでしょうね。

帰り道、川沿いを歩きながら見上げる空。
今日あったいろんなことが、オレンジ色の中にゆっくり溶けていく。
嫌なことも、うまくいかなかったことも、「まあ、ええか」と思えてくる。

3回見られるとはいえ、最後の1回は特別。
なんとなく、1回目より2回目より、ちょっとだけ長く眺めてしまいそうです。

ただし、ちょっと困ることもありそう

とはいえ、いいことばかりではないかもしれません。

  • 夕焼けを見すぎて、なかなか家に帰れない
  • 「夕焼けが3回もあるなら、時間はたっぷりある」と油断して、予定がずるずる遅れる
  • 毎回きれいな空に感動しすぎて、感動の基準が上がってしまう

特に3つ目は、地味に怖いところです。
1日3回、きれいな夕焼けが当たり前になったら、「今日の夕焼けはまあまあやな」なんて、ぜいたくなことを言い出すかもしれません。

結局、夕焼けってなんで心に残るんやろう

ここまで妄想してみて、あらためて思いました。

夕焼けって、1日に1回だから特別なんですよね。
「今日はたまたま空を見上げたら、きれいだった」という偶然があるから、心に残る。

もし1日3回あったら、街の人たちは、きっと今よりもっと空を見上げるようになるはずです。
けれど同時に、1回だけの夕焼けを大切に見ていた気持ちも、どこかで大事にしているんじゃないかなと思います。

まとめ

もしも夕焼けが、一日に3回見られる街があったら。

  • 朝は背中を押してくれて
  • 昼はひと休みさせてくれて
  • 夜は一日を労ってくれる

そんな、空に見守られながら暮らす街になりそうです。

現実には夕焼けは1日1回ですが、たまには仕事や家事の手を止めて、空を見上げてみるのもいいかもしれません。
自分だけの「3回目の夕焼け」は、案外、そのへんの帰り道にあるのかもしれませんね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


ここまで読んで頂き、ありがとうございます

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