夜、ふと空を見上げたとき、「あ、星きれいやな」と思う日があります。
そんな夜に、ちょっと想像してみたんです。
もしも、星空が毎晩ひとつだけ、願いを聞いてくれたら。
流れ星に3回唱えなあかん、みたいな難しいルールはなし。ただ空を見上げて、心の中でそっと言うだけ。それだけで、ひとつだけ叶えてくれる。
さて、あなたやったら、何をお願いしますか?
最初の夜は、たぶん全力で欲張る
正直に言います。最初の夜、私は絶対に欲張ります。
宝くじ当選、一生食べ物に困らない体、世界一周旅行……。
頭の中に願いが一気に溢れてきて、「いや待て、ひとつだけやぞ」と自分で自分にブレーキをかける。たぶんそのまま、30分は空を見上げて固まってると思います。
しかも「毎晩ひとつ」やから、「今夜は何にしよう」と悩む時間そのものが、ちょっと楽しい夜の習慣になりそうです。
三日もすれば、願いの質が変わってくる
不思議なもので、1日目は大きな願い、2日目も少し大きな願いやったのに、3日目あたりから変わってきそうな気がします。
「今日は晩ごはん、ちょっと美味しくなりますように」
「明日の電車、座れますように」
「あの人から、ひさしぶりに連絡が来ますように」
大きな願いは、案外すぐに出し尽くしてしまう。
最後に残るのは、日常の中の、小さくてあったかい願いなんやと思います。
願いを叶えてもらううちに、自分の本音が見えてくる
毎晩ひとつ願いを選ぶということは、毎晩「自分は今、何がほしいんやろう」と向き合うということでもあります。
疲れている夜は「ゆっくり眠れますように」。
モヤモヤしている夜は「気持ちが軽くなりますように」。
嬉しい夜は「この楽しさが明日も続きますように」。
願いの内容が、そのまま今日の自分の心の天気予報みたいになる。星空は願いを叶えてくれる存在であると同時に、自分の気持ちを映してくれる鏡にもなるんかもしれません。
大切な人のための願いが増えていく
もうひとつ、思うことがあります。
続けていくうちに、願いの行き先が「自分」から「誰か」に変わっていく夜が、きっと来るはずです。
家族が元気でいてくれますように。
友達の悩みが、少しでも軽くなりますように。
遠くにいるあの人が、今夜ぐっすり眠れますように。
自分のためやと思ってたはずの時間が、気づけば誰かを思う時間になっている。そう考えると、**星に願うって、実は「誰かを大事に思う練習」**なんかもしれません。
でも、現実の星空は願いを叶えてくれない
もちろん、現実の星空は何も叶えてくれません。
ただ静かに光ってるだけです。
けれど、考えてみたらこうも言えます。
「今夜は何を願おうかな」と空を見上げる、その時間こそが、もう十分に贅沢で、ちょっとした癒しなんですよね。
スマホを置いて、窓を開けて、ベランダに出て、夜空を見上げる。
それだけで、一日のざわざわが少しだけ静かになります。
今夜、ひとつだけ決めてみませんか
もし今夜、空が晴れていたら、ほんの少しだけ外に出てみてください。
そして心の中で、ひとつだけ願いごとを決めてみる。
叶うかどうかは、この際どっちでもいいんです。
「自分は今、これを願うんやな」と気づけたら、それだけでもう、いい夜になっていると思います。
あなたの今夜のひとつは、何ですか?
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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